一流は分社化で、事業を育てる

    二流は分社化で利益を分散させる

志水直樹コンサルティング風景先日ある経営者から、こんな相談がありました。戦略事業を分社化したが、全然育たない、どうしたものだろうか?という話でした。

話をうかがってみると、その会社は特定の会社からいくつか仕事を受注しているが、その中で外販してもやっていけそうな戦略事業を次の柱に育成すべく別会社化した。ただ、その事業だけでは子会社の経営が安定しないだろうからと、親会社から不動産を分離し賃貸業もやらせた。ところがその後5年経過したが、戦略事業の外販は全く育っていない、というのです。

この会社は何を間違えたのでしょう?
分社化の目的は独立した会社にして事業の成果を見える化し、育てることにあります。
子会社経営者には、戦略事業を育てるために「背水の陣」の覚悟を持たせる必要があるのです。親会社は子会社を支援しますが、それは利益補てん的なものであってはならないのです。親会社の支援は、スキルある人材を投入し、必要な事業資金を投入し、取引先拡大、有利な仕入れ先拡大のためにサポートすることなのです。

この経営者には、子会社の事業を整理し、再度分離することを勧めました。
皆さんの会社は、分社化で事業を育てていますか?